8月9日

8月9日

ひどい頭痛がして朝4時くらいに目が覚めた。背中や肩に鋭い牙が食い込んでいるような感じがする。きっと台風のせいで痛みが悪化しているのだろう。

 

モネが私の左の二の腕に顎を載せて寝息を立てていたので、そっと彼のほうに背中を向け、痛む背中とモネの体を密着させた。こうするといつも、モネの穏やかな息遣いや、熱いくらいの体温が背中越しに伝わってきて、痛みを少し緩和してくれる気がする。

 

近々私は一人で暮らす予定なのだが(うまくいけばの話だが)、モネと離れないといけないということを考えただけで気がおかしくなりそうだ。将来のことや、病気の不安に飲み込まれそうな時でも、モネが部屋でゆったり休んでいる姿を見るだけで、何とか溺れずに済む。痛みでほとんど眠れず、ひたすら寝返りを打ち暗闇を見つめるしかない夜でも、モネと布団の中でくっ付いているだけで、こういう日もあってもいいんじゃないか、という気持ちにしてくれる。

 

自殺未遂してから、やっぱり友達がいたらなと思うことが多くなった。病気になってしばらくは学生時代の友人とたまに会っていたのだけど、毎日会社に行ったり、大学院に通って生き生きしている彼らと、病気で家にばかりいる私は、あまりにも非対称でだんだん話ができなくなっていった。私は徐々に点滴に通うのが忙しくなり、痛みとだるさで人と会うのも億劫になった。同時に彼らからもパタリと連絡が来なくなった。それから誰にも連絡を取ってない。別に、深刻な悩み相談をするっていうわけではなくて、ちょっとしたことを話せる友達がいたら少し風通しがよくなるのではないかと思う。

 

カウンセリングを自殺未遂後2回ほど受けたのだけど、やっぱり値段が高くて続けられそうにない。もちろん健康な人でも手探りで試行錯誤しながら生きているのは知っているのだけど、今は生き延びるのをちょっとでもいいから手伝ってくれる人がいたならと思う。

 

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